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HEINKEL He280

【実機について】
ハインケルがHe178に続き、実用を目指して試作した、世界初の双発ジェット戦闘機。
Fw190との模擬空戦でその性能をアピールするも、諸般の事情により、採用とはならず。

【キット紹介】
キットは、にはHeS8aとJumo004の両エンジンが付いています。
指定では、Jumoを搭載した、後期のV2およびHeS8a搭載のv3が作れます。
なお、私が購入したのはプロフィパックの方で、通常版のほうはHeS8aのみとなっています。また、最近、Jumo004版も発売されたようですが、まだ確認していません。

        
プラのパーツはいつもながら良質なもので、胴体や翼にはポッチもついて、より組みやすくなりました。筋掘りも適度な太さがあり、今までの繊細すぎるものよりもいい感じです。

        
プロフィパックには、レジンで、エジェクションシートと自重変形タイヤ、エッチングで、シートベルトやフットペダル、計器板などコクピット内のデテールアップパーツが入ってます。また、これは通常版にも入ってるそうですが、キャノピーマスキングシートと、鉛のウェイトが付いています。まったく、箱だけで作れる!という、プラモデルの見本のようなキットです。
エッチングについている、トルクリンクは、通常版では入ってないらしいので、(プラパーツには無い)買うときはプロフィパックがお勧めです。

外形的にはあまり資料もないのでよくわかりませんが、Jet Plane of The Third Reichの図などと比べると胴体の断面形が違うかなって程度です。図では胴体がもっと角張って書かれています。一方写真を眺めてると、むしろもっとふっくらとしているんでは?と思います。また、なんとなく風防が長いような気がします。
一番気になるのは、タイヤ収納庫が閉じた状態で整形されていることですが、資料もないし、仕方ないのかな。
その他、エンジンナセルはかなりデテールが省略されています。HeS8aの排気口まわりのバルジや、Jumoの後部の冷却用インレット、先端にあるインテイクなど。いや、このあたりは良く見える写真がないもんで、あるかどうか確証は無いんですけどね。

また、、HeS8aは、前方にも左右にインテイクがあるみたいですが、キットは、それぞれ、外側にしかありません。

デカールは、V2のGJ+CA、V3のGJ+CB、V8のNU+EBの3種が付属していますがV8は空力テスト用のグライダのようですね。ちなみに、GJ+CAのコードレターがついた写真は私の手元にはありませんでした。

また、HeS8aのV2も作れるのかと思いましたが、V2の場合は、エンジンナセルの形が違い、排気口が短いタイプ。で、写真は発見できませんでした。

総じて、大変よいキットであり、買いであると、言っておきましょう。

参考:JPOTTR(MONOGRAM)
      GERMAN JET(モデルアート)
      HEINKEL COMBAT AIRCRAFT
99/09/18


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